ごあいさつ
一般財団法人福島県サッカー協会
会長 櫻岡祐一
昨年の東日本大震災と原子力発電所の事故で、福島全体が被災し満足なサッカーが出来る状況ではなかったが、皆様のご支援・ご協力により、少しはサッカーのできる楽しさを味わう事が出来たことを感謝すると共にまだまだ復興できない皆様に心よりお見舞い申し上げます。
県サッカー協会は、今年を復興元年と位置づけ新たな気持ちで復旧・復興に取り掛かります。まずこの大震災を風化させないよう、東北サッカー未来募金より、各カテゴリーにおける大会に(復興祈念カップ)として1個のカップを作成し寄贈しました。
又日本サッカー協会よりの指導で「財団法人」を「一般財団法人」にし、より責任のある協会にし、県民に親しまれるスポーツ文化を発信します。協会のスリム化にも取組み理事数を減少し、副会長を2名にしました。会長、副会長、専務理事の4名が業務執行理事とし責任ある協会の運営を行い、常務理事も県サッカー協会の基である地区協会の理事長と業務執行理事の9名で構成し理事会提案事項の精査を行います。特任理事は議決権が無いので理事に入っていない各委員会1名にしました。更に各委員会との連携を密に計る為、会長以外の業務執行理事を各委員会担当に充て、会議等に出席し助言をしたり、要望等を聞き、きめ細かい協会運営を新たに目指します。
次に「サッカー王国 ふくしま」チャレンジ宣言は、ステップTで、震災の影響でその後は保留に成りましたが、昨年の震災の中で尚志高校は全国高等学校サッカー選手権大会で見事ベスト4に成り、県サッカー界にとっては明るい話題と同時に、希望と勇気を頂いたことは、いまだ忘れません。成果は着実に表れております。県の双葉地区教育構想事業が続いている限り、富岡高校を支援しながら次の段階ステップUに入れるよう準備しながら新生福島を目指して「選手」「指導者」「審判」の育成に改めて取り組んでいかなければなりません。技術委員会を中心に、国体で今までのようにJFAアカデミー福島に頼らないで「少年の部」に毎年出場し更に上位入賞を目指し魅力あるトップチームを造ること、それには指導者が同じ目標で4種年代から選手を育てなければなりません。また審判においてもリーグ戦等の試合が多くなるに合わせ、1級審判以下各カテゴリーでの審判が少ないので、ユース年代の育成と女子の審判を多く輩出するよう審判委員会を中心に育成して行くことが急務です。
環境づくりには、昨年同様「安心・安全なサッカーピッチ」確保しつつFIFAによる震災の沿岸部にフットボールセンターの寄贈に伴い早期建設を目指し、震災で他県に避難した約3万人の子供たちが早期に本県に戻の本来の楽しいサッカーが出来、そして夢と希望の持てる福島にし、それに伴い減少したサッカーフアミリーを取戻し、活気有る協会運営に心がけます。
最後になりますが、震災の影響で特別会員の加入が減りました。毎年1000口を目標に置きサッカーの活性化に取り組んでおります。今年は目標を達成できるように、皆さんに今後とも、ご支援・ご協力のほどよろしくお願いします。
がんばろう!! ふくしま がんばろう!! サッカー
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